イリノイ大学留学記

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の日本人留学生によるリレーブログ

Spring 2022 - いりぱん

超超おひさしぶりです。イリノイも極寒の冬を迎え、日々凍えながら生きてるイリノイパンダです。今回は僕が今セメスターに履修している授業を紹介します!!!

 

PS 280 International Relations

第二次大戦後から始まり、学問としてまだ歴史の浅い国際政治のイントロ授業です。最近はウクライナ情勢が緊迫しており注目を集めている分野ですね。International Relationsとは簡単に言うと、人類の失敗(二度の世界大戦)を反省し、第三次世界大戦を起こさないためにどういうグローバルシステムを構築するかを考える学問です。戦争が起こる仕組みや20世紀以降の世界情勢を学問的に分析したりしています。この分野はアメリカが最先端で、ホワイトハウスの外交・防衛政策にも国際政治学者が関わることもあります。なのでアメリカで国際政治を学ぶのは価値あります。ちなみに授業はイントロなので前提知識は不必要で、そんなに理解が難しいものではないです。

 

INFO 407 Intro Prog Python for Data Sci

世界一人気の高いPythonというプログラミング言語を、データ分析に使えるようになるための授業です。400番台ですが、初歩の初歩からやるので一応初学者でも取れます。ただ授業の進行速度が結構早いので、自分で予習したり少しプログラミングに触った経験があるといいと思います。これに似た授業に「STAT 207 Data Science Exploration」という授業があって、学期初めにこれも履修していたのですが、感覚的にはやってることはほぼ同じで、STAT20の方が授業でやるプロジェクト量が多く進みも早いかなという感じです。時間を割いてよりガチでデータサイエンスをやりたい方はSTAT207の方がおすすめです。

 

BDI 475  Introduction to Data Analytics Applications in Business

これもINFO407に似た授業でPythonを使ってデータ分析を行います。ただINFO407と違うのは学期の後半でリアルプロジェクトを多くやるので、実務っぽいことをやる感じだと思われます(まだ学期前半なのでわかってないです)。ちなみにこれは初学者大歓迎クラスなので、Pythonや他のプログラミングの経験がない方はこちらがおすすめ。

 

CS 440 / ECE 448 Artifitial Intelligence

CS全米5位、ECE全米2位との噂もあるUIUCでこの授業を取らない理由はありません()。教授がマーク長谷川ジョンソンという日系アメリカ人で、MITで学士から博士まで取った天才タイプのお方です。機械学習の理論を基礎から応用まで全部教えてくれる + 2週間に1回、自分でコード(Python)を書いて実装するという鬼むず授業となっております。AIをガッツリやるのはおそらくこれだけで、400番台なのに履修者が300名以上の大人気授業です。キツイ分、実力はつくと思うので、せっかくの機会にぜひ。

 

今学期はPython3つ、政治学1つという布陣になりました。こんな履修をしといて何ですが、プログラミングは前のセメスターから独学で始めたペーペーです。いろんな独学サイトがありますが、僕はCodecademyというサイトを使ってました。このサイトだけで、完全初学者からCSの授業で「そんなには困らない程度」にはなったので、プログラミング未経験で「せっかくUIUCに来たからにはCSとってやるぜ!」という意気込みの方にはおすすめです!