2018年度留学総括 -MH、清水-
管理人の清水です!前回から2ヶ月以上が経ってやっと総括をアップ、、だめだめな管理人です笑
さて、5月の春学期終了をもって2018-2019年度の留学生活も終わり、全員無事に帰国しました!皆思い思いに一足お先に始まった夏休みを楽しんでいるようです。
そろそろ次の学生が出発ということで、帰国後ずっと放置していた今年度ブログを締めねば、、と急いでまとめておりますφ(.. )
今年度ブログ最後は、MHさんと清水による留学総括(+おまけ)です。
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東京大学から留学していたMHさんによる留学総括です↓
約1年に及ぶ留学を終え、今シカゴでの滞在を楽しんでいる。留学終了直後で、思考があまり整理されていないかもしれないが、留学直後の思考というものも、それはそれで価値のあるものなのだろう。
留学を通じての最も大きい変化は、向上心の高まりである。
自分が慣れ親しんだ環境から離れ、学習や生活をする中で、東京(特に都市工学専攻の身として)や日本だったらどうであるかということを常に考えずにはいられなかった。そこから、場所による違いが生まれるのはなぜか、日本らしさとは何か、日本人として何を主張できるのかなどと、疑問が連鎖的に生じた。自分の慣れ親しんだ環境が盲点だらけでいることに気づいた。そして、それは恥だとか責任感だとかといった学習意欲を引き出す源となった。
また、修士課程や博士課程の人と議論をしたり、遊びに出かけたりすることが多かった。半数以上の生徒が修士課程に所属する授業も複数受講した。都市計画学科の大学院生は多様なバックグラウンドをもつ人が多く(シャンペーン市の都市計画課で働きながら院生をしている人や、デトロイトで複数の空き地を所有している人や、島根県で英語教師を過去にしたことがある人など。)、学部卒業後すぐに大学院進学という人はあまり見受けられなかった。彼らの知見の深さ、論理的思考力、リーダーシップ、人生観に日々刺激を受けずにはいられなかった。彼らに対する尊敬や憧れもまた、向上心を掻き立てるきっかけとなった。
そして、この一年で英語能力は大きく上達したものの、正直、最後まで劣等感が拭いきれなかった。授業で自分の意見を発するのをためらったり(日本語だったら手を挙げていたのにという悔しさ)、さりげない会話が聞き取れなかったり、エッセイで文法上の指摘をたくさん受けたりした。振り返ってみれば、こうした劣等感というものは、(英語の域を超えて)成長する方向へと自分の背中を押してくれていたのかもしれない。
恥や責任感、尊敬や憧れ、劣等感、これらの感情に付きまとわれたこの1年間、自分を更に磨きたい、成長したいという向上心は高まった。しかし、この高まった向上心をいかに今後も行動に移していくか、また、向上心をどう保ち、高めていくかは、留学後の自分次第である。留学での貴重な経験を思い返し、貪欲に成長し続けたい。
また、イリノイ大学は交換留学生を含め、海外からの学生が多い。留学という共通項をもった友情は、日本で作る友情とは一味異なる。ある一定期間イリノイ大学で過ごすものの多くの場合、プログラム終了後に自国へ帰っていく。その限られた時間と場所を共有した仲間と過ごした経験はとても貴重だったと今になって実感する。
留学終了時期なって、留学が終わって欲しくないという心情を持ったのも、彼らと過ごした過去に思慕の念を抱いたからだ。留学をカラフルにしてくれた彼らに感謝しつつ、今後も高め合っていく仲間として、留学中に築き上げてきた彼らとの友情は生涯大切にしていきたい。
最後に留学先で直接お世話になった友人(もちろん日本からの留学生も含む)や教授、日本から金銭的または精神的サポートをしてくれた家族や友人、その他大学関係者に感謝申し上げたい。
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早稲田4年の清水です。帰国後インターンやら就活やらで常に忙しくしていて、ゆっくりとした時間が流れるイリノイでの生活はとても貴重だったんだなあと気づかされます。
さて今回の留学を振り返ると、100パーセント満足のゆく留学ではなかったかなというのが正直な感想です。それは授業の履修や参加姿勢だったり、身を置くコミュニティや友達作りだったりするのですが。。
多分この原因として、①留学の目的をあまり練ってなかった②周りを気にしたり自分と比べてしまった③そもそも性格の問題、があると思っていて。
②について言うと、これ自分の悪いところなんですが、「あの人がこれやってるから、わたしもやる」っていうのが留学中特に多かった。①も合間って、留学のテーマに一貫性が持てなかった。だから自分の中でやりきった感が薄かったんだと思います。
こんなことを書いて何を伝えたいのかと言うと、留学は本当に自分の行動次第でどうにでも変わります。すごい当たり前かもしれないけれど、留学も十人十色。
だからこれから留学を控えている人には、他人と比べすぎず、あとで後悔しないような自分だけの留学を作っていって欲しいということです。
そのためにも留学の目的ははっきりさせておきましょうね!
勿論!留学は絶対に無駄ではなかったし、勉強で苦労したことも、1人で悩んだことも全て今とこれからのわたしを形作るのに大切な経験だったなーと思っています。というか、次第にそう思うんだろうなと思います。笑
と言うことで、まあ当初考えていた留学の目的を果たせたかと言われるとそうでもなくて最近まで不完全燃焼感があったわけですが、、
が!
が!!笑
実はわたし高校生の頃からイリノイ大学に交換留学できたらいいなと思っていて、早稲田に留学枠があるのを知って志望校に入れたということを、先日ふと思い出したんです。
今まで紆余曲折あったけど結局は念願叶えられたんじゃん!と思って、少し前向きになれました。初心にかえってみるって大事。
最後にこの場をお借りして留学を支援してくれた家族、友人、先輩方、そしてこの留学を通じて出会うことができた人みんなに感謝したいです。
ここまで拙い文章を読んでいただいた方も、本当にありがとうございました。このブログを通して少しでも多くの人にイリノイ大学留学という選択肢を伝えることができていたら、本望です!
おまけ
帰国直前に個人的に気づいた<留学前または留学中にしておくといいこと&逆にしなくていいこと>をまとめておいたので載せておきます〜
<留学前または留学中にしておくといいこと>
・イリノイ大学のFBグループに入る
アメリカの大学には(多分)どこも公式facebookグループが存在していて、大学メールアドレスを入力して認証されるとメンバーになることができます。
ここでは教科書やiClicker、生活用品の売買&交換、キャンパスのイベント情報などが見れるので、入っておくと良いでしょう!私は色々買い揃えた後、10月くらいにこの存在を知って後悔したので、早め早めに。
・PNC bankの口座を開設する
前回記事で書いてくれたように、PNC bankの口座を開設しておくとなにかと便利です。
学期の最初にIllini Union Bookstore内の窓口でキャンペーンをやっていたはず。担当者の人も留学生に慣れているので、ビビらなくても簡単に作れます。私は作らなかったせいで予防接種のrefundが小切手で来た際、現金化に苦戦しました。。
・和えるだけのパスタソースを持っていく
電子レンジでパスタゆでる容器を持っていたので、忙しい時もさっと部屋で作れて超重宝しました
・日記をつけておく
帰国すると留学時の些細な出来事とか気持ちってすぐに忘れてしまうので、振り返り用に日記をつけておきましょ〜〜。就活時とかに役立つかもです。
私はインスタのアカウントを作って、気付いた時に日常の写真とその時考えていることなどを投稿していました!
・キャリーオンかバックパックを持っていく(or現地購入する)
学期途中の休みに旅行する人は、機内持ち込みサイズのスーツケースかバックパックを持っていくことをオススメします!(アメリカの国内線は預け手荷物料金がかかるため)
<留学前にしなくてもよかったこと>
・予防接種を日本で全部受けていく
アメリカ入国時に引っかからない程度に日本でいくつか予防接種を受けていって、あとは大学で終わらせるのでも全然いいと思います。(意外とゆるいです)10月くらいまで留学生で混雑しますが、保険が下りて安く済むので◎
・日本語の本を持っていく
去年の方も書いてあったような気がしますが、まず読みません。
・大量の服、お気に入りの服を持っていく
乾燥機でだめになるのがわかっていたので、着古したものや比較的安い服を持っていくようにしました。Tシャツは大学のイベントがあるごとにもらうことになるので持っていかなくてもいいかも!
アメリカに行って服装が変わることを考えても、やっぱり日本の服はそんなにいらないかと。
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ということで、イリノイ大学はあと三週間ちょっとで新年度が始まります!次回からは来年度の交換留学生にブログを回してもらう予定です。
このブログも3年目(!!)に入りますが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします