イリノイ大学留学記

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の日本人留学生によるリレーブログ

Thanksgivingの過ごし方 -森岡-

お久しぶりです、管理人の清水です。

あっという間に12月に入り、こちらイリノイ州・シャンペーンでは最高気温が氷点下の日もちらほら、、1月2月が今から恐ろしいです。

前回のブログリレーから1ヶ月ほど空いてしまいましたが(ネタ切れ)、11月17日から25日まであった秋休み(サンクスギビング休暇)について皆さんに書いていただきました!

トップバッターは森岡さんです^_^

 

 

地理学PhDプログラムの森岡です。サンクスギビング休暇といっても課題やレポートに追われる日々。幸い?私の寮は、休暇中も滞在可能だったので、半分以上家で過ごしました。ただ、せっかくの休みだしと、寮の友人(アメリカ人)のご実家に2泊3日でホームステイさせて頂きました。そのお家はシカゴの郊外にあり、ホストファーザーが建築に詳しい方だったので、滞在中はホストファーザーとシカゴの建築ツアーへ。大変親切にして下さり恐縮しつつも、とても楽しい3日間でした。今回はその様子をお届けします。

 

初日は、朝7時の高速バスに乗り、途中でホストファーザーと待ち合わせて、オークパークへ。この街は、シカゴのダウンタウンから西に20キロ弱の場所にあり、アメリカの建築家で近代建築の四大巨匠の1人と名高いフランク・ロイド・ライトが設計した素敵な家々で有名な高級住宅街です。1日中それらを巡って楽しみました。目玉は、やはり、一般公開されている彼の自宅とスタジオ。プレーリースタイルと呼ばれる水平性を意識させる作りのモデル住宅です。外観もさることながら、内観が、自然採光、幾何学模様の装飾、開放的な空間設計と、今でも住みたくなる素晴らしさ。日本ともゆかりが深く、浮世絵収集が趣味だったこともあって、日本っぽさもある邸宅に、より心が躍りました。

 

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2日目はメトラと呼ばれる通勤型の電車に乗ってダウンタウンへ。電車は2階建てながらすべて自由席。郊外の駅は自動改札が無く、車内で車掌が毎駅間検札したり次の駅を大声で叫んだりと結構アナログでした。

 

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ダウンタウンでは、すでに他の方が紹介されてる、ミレニアムパークのCloud Gate(通称 The Bean)や、Jay Pritzker Pavilion & Great Lawn(フランクゲーリーが手掛けた野外音楽堂)をはじめ、ゴシック様式アールデコ調、ミース派、シカゴ派などの建物の数々を見学しました。サンクスギビング当日で閉まっているものも多かったので、またいつかリベンジしたいです。

 

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最終日は、市街の南にあるハイドパーク周辺へ。フランク・ロイド・ライトのロビー邸、シカゴ大学などを見て回りました。ロビー邸は、こちらもプレーリースタイルで、3階建てと高さもありながら、伸びやかな印象。値段は当時の住宅価格の6倍だったそう。木枠付きライトが特に素敵でした。シカゴ大学は、石油で財を成したロックフェラーにより創設された大学です。彼の名前を掲げるチャペルや、たまご型のガラスで覆われた図書館、ミース・ファンデル・ローエ(彼も近代建築の四大巨匠の1人)設計の社会サービス学部の建物などを見学しました。

 

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帰路に就く前に、ホストファミリーのお宅に戻ってシカゴピザを初体験。宅配ピザでも、この分厚さなんですね。ピザからあふれ出るトマトソース&チーズを頬張りました。ピザも、サンクスギビング当日の伝統料理も、他の日の手料理も、とても美味しかった!

 

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3日間とも載せた写真はほんの一部で、朝から夕方まで本当にたくさんの建物を見て回りました。おかげさまで、初めての本格シカゴ観光はとても充実したものになりました。案内してくれたホストファーザーはじめ、快く受け入れてくださったホストファミリーの皆様に改めて感謝しつつ、では、今回はこのへんで…。

参考までに、オークパーク、シカゴダウンタウン、ハイドパークの位置が分かる地図を貼っておきます。

 

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