イリノイ大学留学記

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の日本人留学生によるリレーブログ

冬休みの過ごし方 -矢部-

こんにちは。矢部です。約3週間のWinter breakを終え、今月から春学期が始まりました。今回のテーマはWinter breakです。秋学期終了後、残りの12月にはシカゴにある友人宅で再びホームステイさせていただき、クリスマスやNew year を祝うパーティ、スキーやショッピングなど様々な経験をさせていただきました。また、-20℃という極寒の夜に外で友人と一緒にアイスを食べたことは今でも印象に残っています。そして1月は友人と一緒にロサンゼルスやラスベガスなどの西海岸のほうへ1週間ほど旅行に行きました。さて、今回は特に印象深かった24日と25日の出来事について紹介しようと思います。

 24日のクリスマスイブには家族で軽い夕食をとった後、教会に訪れ礼拝をしに行きました。友人の家族はポーランド出身で、夕食の前に、opłatki (オプワテック)と呼ばれる白くて薄いせんべいのような物が一人一人に配られ、相手のopłatkiを割り、健康や勉強または仕事の成功を祈った後、それを口にするというポーランドの伝統行事を体験させていただきました。また、その日は伝統的に肉を食べないことになっていて、主に魚料理を食べました。その後、家族の方と一緒に教会に訪れ、子供たちによる合唱や牧師のスピーチを聞き、中々日本では体験できないことを経験することが出来たと思います。想像していたよりもとても大きな教会で、たくさんの人たちが教会に訪れていました。牧師の方が何を言っているのかあまり分かりませんでしたが、キリスト教徒の方にとってクリスマスはとても重要な日であると肌で感じました。その後、家族の友人宅で開かれたクリスマスパーティに参加させていただき、キューバ料理やお酒を堪能した後、最後にWhite Elephant と呼ばれるプレゼント交換をしました。White Elephantとは参加者全員がラッピングされたプレゼントを持ち寄り、順番にプレゼントを選び中身を確認した後、そのプレゼントを保持、もしくは他人のプレゼントと交換するという、プレゼントの争奪戦のようなゲームです。そのため、回ってくる順番が遅いほうがより多くの中からどのプレゼントをゲットするか選べます。私は運よく25人中23番目だったため、意中していたプレゼントをいただくことが出来ました。このクリスマスパーティではたくさんの方たちとお話することが出来たと思います。パーティで知り合った学生に私が今の英語力に自信がないことを伝えると、2ヶ国語を話すことは難しいし、英語があまりできないのにもかかわらず、母国語ではない言語を用いて見知らぬ土地で生活することはとても勇気がいることだから、もっと自信を持っていいと思うと励まされました。そういったこともあってこのパーティに参加できて本当に良かったと思います。余談ですが、小さい子供がいる家庭では、サンタさんが家に来てくれるように、子供に人参と牛乳、そしてクッキーを24日の夜に準備させるそうです。

(a)opłatki 

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(b) 訪れた教会

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(c)White Elephant 

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(d) サンタさんのためのお供え物
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 25日の朝、友人の父親から家族全員にクリスマスプレゼントが渡されました。ほとんどのお宅では24日までにクリスマスツリーのそばにプレゼントを置き、25日に開封するらしく、今回お世話になるお礼としてJapan House (UIUCのキャンパス内にある施設) で購入したプレゼントを持ってきたので、私も一緒にクリスマスツリーのそばに置きました。私は「クリスマスプレゼントは1人1個」だという固定概念をもっていたのですが、こちらではそうではなく、1人に対して5~10個程渡すことが一般的らしく、とても驚きました。また、家族の方がわざわざ私の分のクリスマスプレゼントまで用意してくださり、マフラーやコップ、お菓子などを頂きました。ちなみに、日本では通常、子供から親にクリスマスプレゼントを贈ることは少ないと思いますが、こちらでは子供から親にもクリスマスプレゼントを贈ることはよくあるそうです。

 これらの出来事は私にとって、とても貴重な経験だったと思いますし、友人とその家族の方、そして家族の友人の方たちにはとても感謝しています。

以上です。