イリノイ大学留学記

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の日本人留学生によるリレーブログ

留学総括ーゆうたー

こんにちは。東京大学4年のゆうたです。今回は留学総括です。

 

まず、ほかのみんなも書いているように、僕も新型コロナウイルスの影響で早期帰国しました。3月末に日本に戻り、2週間の自己隔離を経て、実家からオンラインでイリノイ大学の授業を受け続けています。1か月半ほど早い帰国になりました。残念ではありますが、他の交換留学生も含めて、無事に日本に帰ってこれたので、十分ですね。

 

 

さて、僕の留学を振り返ろうと思います。

 

 

留学前の自分は、留学ってどこかキラキラしたイメージで、きっと楽しいんだろうなって思っていました。

 

だけど実際は、課題に追われる毎日、全くついていけないディスカッション、英語力不足&文化の違いで、友達たちの話が全然分からず黙ってニコニコするしかない毎日のディナー。 

(((誰だよ留学楽しいって言ったやつ。あれか、語学留学とかは楽しいのか。ホームステイ先の家族は、英語のできない日本人のためにスーパースローでしゃべってくれる、お膳立てされた留学なら楽しいだろうな。(勝手な想像と偏見))))

って、やさぐれていた時もありました。

 

 

でも今、留学から帰ってきて、振り返ってみると、

あぁ、キラキラしてたな、楽しかったな

って思います。

 

 

 

 

大変な毎日の中に、とっても充実した瞬間がいっぱいありました。そして、必死に食らいついた毎日が、最後の1か月で一気に報われたような気がします。

 

そして、それらの思い出のすべてが、友達との時間です。

 

聞き取れない、言いたいことが言えない、それでもめげずにずっと友達の部屋に遊びに行ったり、ご飯に誘ったり、

すると、分からないなりに、一緒に笑える瞬間はあるし、気付かぬうちに英語力は向上し、最後には親友と呼べる友達がたくさんできました。最後の1カ月は毎日友達の部屋でみんなとだべって、テレビを見たり、お酒を飲んだり、、、

 

もちろん授業も勉強にはなりました。でも、彼らとの文化交流のほうが、僕の成長していた時間だったと思います。

 

人と関わることに喰らいつき続けてよかったなと思います。

逆に、言葉の通じない日本人を鬱陶しがらず、ずっと一緒にいてくれた彼らには頭が上がりません。(頭下げても感謝は通じませんが。)

 

 

 

やっと真に仲良くなれたのに、コロナのせいできちんとお別れも言えずに、日本に帰ることになり、とても悔しい悲しい。

 

でもそういう、「人」に対する思いを残して留学を終えることができるくらい、自分の内側に後悔が少ないのがとても嬉しく誇らしく思ってもいます。

 

 

 

留学って結局何が得られるの?語学力?異文化交流から学ぶことって何よ?

 

留学前にそう思っている人も多いと思います。僕もそう思っていましたし、今でも、「これが留学に行くメリットだ!」と一般化して言えるものはありません。

 

きっとひとそれぞれなのでしょう。

 

僕はいろんな人とのかかわりあい、話し合いの中から、日本じゃ知ることができなかったこと、経験することができなかったことがあったと感じ、それが自分の視野を広げたという意味で、留学で学んだものがあったと感じています。

 

どんな留学にするかはあなた次第です。

今後留学される方は、素敵な留学ライフを。

 

 

そしゃ、こんなところで。長くなり申し訳ありません。

今までありがとうございました。

ゆうた