イリノイ大学留学記

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の日本人留学生によるリレーブログ

春学期 授業紹介 〜Maiko〜

こんにちは!初めましてかな!?春学期から1セメスターだけ留学しています、ついこの4月から4年生になったMaikoですー!今回は私の取っている授業について紹介します☺️

ぶっちゃけみんなと違って今セメスターしかここにいられないので、手探りで取った授業を受けてたら留学終わっちゃうんですが…笑、気にせず紹介していきますね!!

まずはじめに、こちらが今期取っている授業一覧です!!ばばん!
PS 100: Introduction to Political Science
GWS/THEA 218: Introduction to Social Issue Theater
GWS/AAS 350: Feminist and Gender Theory
GWS/HIS 397: Sexuality of Modern Europe

この中で私が一番好きな授業は断然GWS350です!そして一番の楽単は断然GWS/THEA218ですね!!友達に聞いても、THEA (Theater) のクラスは楽な授業が多いみたいです〜。
それではこれから一つ一つの授業について説明していきます!


1)PS 100: Introduction to Political Science

これは100レベルなので基礎の基礎の基礎の授業です!政治について学んでます!政治は自分の専攻ではなく、今までは前期教養の政治Ⅱで日本政治について軽くかじっただけだったので、一番基礎のクラスを取ってみることにしました。

授業スタイルは50分のsessionが週3回で、うち2回はlecture、1回はdiscussionです。lectureは大教室で授業を受けるだけなので本当に余裕です。私は個人的にPSにかなり興味があったので楽しく受講していますが、あんまり政治興味ない人は退屈に感じるかもしれません。それからdiscussion sectionも余裕です、出席しか取られません。笑

lectureの先生はProfessor K.という人で、個人的にとっても顔が好みです。so cuteって感じ。100なのでPS専攻のPh.D studentが先生をしてくれています、だから結構若いと思います、素敵。freshmanとかもたくさん取っているクラスで、私の時間割の中では唯一の大教室クラスです!

この大学に特徴的なのはiClickerという機械かな?出席を取るために指定のリモコンみたいなものを買うように要求されるのですが、それが結構高いです。私は先輩から20ドルで譲ってもらいました。
あとは、3回までなら授業休んでも減点されません。同様に3回までならクイズ解き忘れても問題なしです(クイズの場合は点数が低かった順の3回分の結果が免除されます)。この「授業何回か休める制度」はクラスによって様々なので、初回に配られるシラバスをしっかり読みましょう〜〜!そして授業を休んでしまったら、自分がどの回を休んだのかをしっかり把握しておきましょう!

100レベルのクラスは結構readingがあったり宿題が多くて大変なんでしょ?って聞かれることもありますが、私のクラスはそうでもないです。授業に行って、週一クイズをポイポイって解いて、3回writingの宿題出して、3回小テストがあって、終わりって感じです。全部そんなきつくないけど、宿題の総量は多いかな。まあでも本当にそんなきつくないです笑。

内容としては、Political Scienceディシプリンの中で4つのfieldを順々に勉強していきます。American Politics, International Relations, Comparative Politics, Political Philosophyの4つです!PSの基礎を体系的に学ぼう!って感じの授業ですね。

 

2)GWS/THEA 218: Introduction to Social Issue Theater

これはTheaterの授業ですね!私は専攻のGWS (Gender and Women’s Studies) と二枚看板になっているので取ったのですが、思ったよりgender関係のトピックは少なくて残念でした笑、、

でも、タイトル通りSocial Issue Theater について学ぶので、今まで見えていなかったsocial issueに目を向けられる良き授業です。先生はMark Enslinというおじちゃん。優しくてまあまあ面白いけど、若干授業はグダッてます。アメリカの学生も結構授業中スマホいじるやーんという感じ(友達は"students here are super lazy"って言ってたのでイリノイ大学に限ったことかもしれないです笑)。

先生が持ってくるトピックも面白いですが、discussion主体の授業なので、他の学生の意見や実体験をいろいろ聞けるのがとってもタメになります。特に、テーマがsocial issueに関するものだからか、履修学生には社会不平等に興味の深いbrown系の人が多くて、中にはLGBTQコミュニティ出身の人もいます。racism(人種差別)とはこういうことか、というような社会の闇をアート作品を通して鑑賞・批判したり、それに関して他の学生と意見交換をしたりできる良き授業です。特にアメリカには日本人が(少なくとも私は)想像もしてこなかったような理不尽が横行していて、やるせない気持ちになります。授業外で友達と話すときにここまで込み入った話はあんまりできないし、なぜか私は特に中南米出身のblack, brown系の友達がいないので、適度にchillだけど面白い良い授業だなと思います。

一応小エッセイが数回と、final projectでpresentationをすることになってます!多分そんなにきつくないです!でもやだなあ!笑

 

3)GWS/AAS 350: Feminist and Gender Theory

これは私が一番推している授業です。先生はMaryam Kashaniという女性で、すごく親切だしわかりやすいです。が、間違いなく一番タフな授業です。とにかくreadingの量が凄まじく、毎授業ごとにそれをsummarizeして提出しないといけません。時間がなかったときなどは、論文を読むために何回徹夜したかわかりません笑、、

でも、私の専攻に興味のある人は絶対に取るべき授業だと思います!feminism studiesはまずtheoryを読んで考え方を理解してなんぼというところがありますし、先生が基本としてカバーするべき論文を古典からより新しいものまで一覧で選んでくれて、その解説までしてくれる、わからなかったら質問もできる、なんてとってもとっても贅沢な学びの場だと思います。いろいろな論文を読む中で、確実に自分の世界を見る視点は変わったと言えますし、challengingな授業だけに自分の知識の外縁を広げていっていると感じられます。
まあ、キツイんですけどね!!笑

評価は毎授業のsummarize/response paperとmidterm essay(中間エッセイ)、final essay、participationに基づいて加算されていきます。つい最近midterm終わったような気がするのですが、もう次の授業でfinal essayのproposal(計画書的な)を出さなければいけません、、、非常に辛いです。辛すぎて、今週末は土日どっちも日中図書館にこもっています、そんな中このブログを書いています。今回の宿題readingの進捗は半分というところですね。先が長すぎます泣いた、、、

何はともあれ、イリノイ大学は他の先生方含め結構Gender and Women’s studies強いと思いますよ!人文系の授業は基本的にreading鬼ですが、ぜひ取ってみてください!文字通り、映る世界が違って見えますよ!

 

4)GWS/HIS 397: Sexuality of Modern Europe

先生はTeri Chettuarという女性の方。これもまあまあ面白くて、まあまあ重い授業です。何が重いって、readingがやっぱり多いのに、GWS350の授業と昼休みの1時間を挟んで連続した時間割になっているんですよね。だから、GWS350の予習と授業がようやく終わったと思っても、あと1時間で次の授業のreading流し読みーーーーって感じでいつもあっぷあっぷしてます。

内容はsexuality/sexual orientationが時代を経て現代までどう扱われてきたかを、特に医療技術や科学の進歩の面にフォーカスしながらカバーしていく歴史の授業ですね。内容はかなり面白いですよ!人文系のテーマだけどscienceの進歩が人文系のテーマにどんな影響を与えてきたかっていうのがよくわかる、若干文理横断型の内容になってます。

ただ、生徒がランダムに発言していく系のdiscussionが主体の授業なので、途中でこいつは何を言っているんだ、ってなるとよくわからなくなります笑。あと先生からのメールがめちゃめちゃ多くて困惑します(その分先生はとてもとても熱意のある方です)。生徒の質なのか、授業中にSNSいじるなど若干グダリがちな授業なので、テーマにかなり興味がある人にしかオススメしないかな?

評価としては、participation確認重視のin-class paperが数回、group presentationが一回、readingに対するresponse paperが2回、あとはmidterm paperとfinal paperという感じですね。人文系で重いと言われる授業の平均のような授業ではないでしょうか〜。

 

おおーーー、以上4つが私の取っている授業でした!結構長くなってしまいましたが、、参考にしてみてください!!
ではでは、Maikoがお送りしました!😘