イリノイ大学留学記

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の日本人留学生によるリレーブログ

授業紹介 -MH-

こんにちは。MHです。先日Windy Cityシカゴに、初めて行ってきました。シカゴについては別の機会に詳しく書きたいのですが、とりあえずThe Bean(シカゴの名物スポット)だけ少し紹介。

 

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湖側からThe Beanまで歩いて行ったのですが、思っていたよりBeansは迫力があります。そびえ立つ高層ビル群に囲まれ、ずっしりと構えて立っている姿に思わず「わあああ」と言わずにはいられません。(ビル群との対比による迫力を楽しみたいのなら、湖側からThe Beanに向かうことがオススメです! 真正面にThe Beanは突如現れます。第一印象は大切ですからね。) 周りの景色や自分自身の姿をミラー越しに見えるのも、世界がアート作品に溶け込んだようで、眺めるのに飽きることはないです。

 

さて、本題の授業紹介ですが、私は、Urban and Regional Planningという学科から4つの授業を取っています。
UP101: Introduction to City Planning
UP330: The Modern American City

UP406: Watershed Ecology and Planning

UP426: Urban Design and Planning

 

今回は、UP101(Introduction to City Planning)について所感を書きたいとおもいます。

Urban and Regional Planning学科の最も基礎となる授業です。都市とは何かという、一番基本的な(そして、難題な)問いから、スタートします。都市計画学科の生徒はもちろん、建築学科の生徒や専門が決まってない生徒も含め、100人以上の受講生がいます。このような大勢の生徒を相手にする授業でも、積極的に生徒が参加できるような工夫があります(大講堂で講義するだけではないのです)。

➀週1回行われるディスカッションのクラス
こちらは1クラス15人ほどです。先生ではなく、TAによって授業は進められています。ここで特筆したいのは、TAの有能さ。非積極的な生徒を授業に参加させ、かつ、授業のディスカッションを盛り上げるための技を数々見ることができます。本題から外れますが、学んだ技の1つは、4~5人の小グループに別れ、ディスカッションさせる際に、”TA(議題) vsあるグループ”だけでなく、グループ間の議論も活発にさせるという技。これが、意外と盛り上がるんですね(日本だと、どうなるかわかりませんが)。

やはり、アメリカでは弁の立つ人やリーダーシップをとることが上手な人が日本より、多い気がします。これらのスキルも学べたらなと思い、日々過ごしております。

➁packback

ネット上で、生徒同士が議論をするためのツールです(Facebookのアカデミック版のイメージです。)。UP101の受講者は1つの質問、2つの(他人の質問に対する)意見を毎週書いて、アップロードしなければなりません。分かりやすく自分の質問や意見を書くことができるか、説得力のあり他人も共感できるリソース(写真、ビデオ、記事など)を掲載することができるかなどが重要です。質問や意見の質の高さはAIによって評価され、Packback Curiosity Scoreというものが与えられます。総スコア順にランキング付けがされるので闘争心が沸きますね。このような教育の場面でも、AIは活躍し始めているみたいです。

ということで、以下にリンクを貼ったので、興味ある方は是非見てみてください。

https://packback.co

*難点:生徒は登録するために$18支払わなければなりません。

 

まだ、3周目が終わったばかりですが、授業、ジム、ヨガ、写真撮影などしながら、楽しく過ごしております。