イリノイ大学留学記

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の日本人留学生によるリレーブログ

授業紹介 Part.2 -三輪-

こんにちは、三輪です。
今回は春学期に私が履修している授業について説明したいと思います。
広告関係の授業を1つ、メディア関係の授業を1つ、ESLの授業(英語を第二外国語とする学生用の授業)を1つの、計4科目を今学期は履修しています。
どの授業も開始時刻が11時以降なので、朝はゆっくりできます。寝坊の心配はありません。
以下、具体的な説明です。
*広告学の授業2つについては、同じ交換留学生である平山くんとたまたま一緒に履修しているので、片方の説明は彼に譲りたいと思います。(ちなみにADV312 Advertising Historyという授業です)

 

ADV305 Digital Advertisement Content

広告学の授業です。
授業名から察しがつく通り、広告の中でもデジタルコンテンツにフォーカスを当てた授業です。ラジオや新聞、TVといったマス広告が中心であった時代からデジタル広告に移行しつつある今だからこそ学んでおくべきだと思い履修しました。
内容は非常に面白いです。例えば、インターネット広告はどのような過程をたどって私たちに届けられているのか学んだりします。広告コンテンツの作成サイドと広告スペースの供給サイド間でオークションを通して、最適な広告が私たちに届けられているんですね。しかも、その仕組みが複雑で、よくこんなこと考えたなと思いながら授業を受けていました。恥ずかしながら、デジタル広告について全く学んだことがなかったので授業中は「へぇ〜」の連発です。
教授の説明は非常に丁寧でわかりやすく、毎回ためになる学びを得ることができます。授業はレクチャー形式で、出席や毎週課されるword 1ページ程度のエッセイ、試験等で決まります。おすすめの授業です。

 

MACS326 New Media, Culture & Society

メディア学部設置の授業ですが、広告学を専攻する学生も何人か履修しています。
この授業を一言で表すと、ディスカッションとグループワークです。約三時間の授業が週に一回あるという変則的なカリキュラムで、教授も良い意味でかなりの変わり者です。
内容は新しいメディアコンテンツの登場によって、私たちの生活がどのように変化したかを学ぶというものです。例えば、「グーグル効果」という傾向を学びました。インターネットの登場によって情報に容易にアクセスできるため、私たちは考える機会を失ってしまい、それが理由で昔と比べてバカになったという考え方です。初めて聞いた内容だったのですが、ビデオを見てレクチャーを聞いて、ディスカッションをして考える、という作業を通して学びました。アメリカならではの学び方だと感じる授業です。
カリキュラムによると学期後半には、VRやARといったテクノロジーが、メディアや生活に与えた影響などについて学ぶ予定です。最終課題はドローンを使ってイリノイ大学の宣伝ビデオを作るというなんとも変わった課題が待っています。日本の大学では学べない内容が盛りだくさんで、面白い授業です。ディスカッションについていくのは大変ですが…

 

ESL115 Principles of Academic Writing

アカデミックライティングの授業です。
せっかく留学したのだから、英語論文を書くための基礎知識程度は欲しいと思い履修しました。
学期を通して1つのリサーチペーパーを書き上げることが求められます。個人で書くのではなく、段階を踏んで授業内で書き方を学び、教授のフィードバックをもらいながら準備が進められるので、基礎から学ぶことができます。

 

以上が、私の春学期の履修科目です。