イリノイ大学留学記

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の日本人留学生によるリレーブログ

授業紹介 Part.2 -飼沼-

今期は最後の学期なのとインターンシップがあるという理由であまり多く履修しませんでしたが4つ授業を取っているので紹介したいと思います。政治学の授業を2つと心理学の授業を2つ履修しました。

まず、Government and Politics of Southeast Asia (PS345)
この授業は卒業後にインドネシアに引っ越すという理由で履修しました。名前通り東南アジアの国々の政治形態やポリティカルカルチャーを学びます。毎週50ページ程のリーディングがあり、宿題はリーディングを元にした質問に答えて提出するだけなので時間はかかるものの難しい授業ではないです。今までセオリーベースの政治学の授業が多かったので統計ベースなのが個人的に新鮮です。教授が現在進行形でインドネシアで研究をしているので毎週オフィスアワーにお邪魔して沢山インプットを貰っています。また個人的な意見ですが、民主主義を過信しているなという内容が多いのが多少気になります。でも全体的に東南アジアの細かい歴史背景も学べて日本をクリティカルな目で見れるのでありがたいです。
International Development (PS340)
この授業ではざっくり国際協力について学びます。今の所、歴史背景やGDP以外の国の経済のはかり方を学んでいるので比較的受け身な授業のうけ方をしています。政治学の授業はディスカッションベースの授業が多いのでレクチャー形式の方が好きな方はこの授業が合うと思います。また、上記の授業と教授が同じなのでこの授業も統計ベースです。前回の授業ではWashington DCで国際協力系の会社で働いでいる元生徒さんにスカイプをしてみんなで質問をさせて頂きました。学期末にリサーチペーパーを提出するので今からテーマ探しなどが大変ですがオフィスアワーで沢山助けて貰っているのでいいペーパーをかけると思います。国連やNGOで働きたい人にはおすすめの授業です。

Behavioral Neuroscience (Psyc 210)
心理学マイナーなので脳科学の授業を履修しました。4つのセクションに分かれていてそれぞれ違う教授に教えてもらいます。今学期も4分の1終わったので中間試験を受けて次の教授にバトンタッチしたところです。大きいレクチャーなので成績は4つの試験によって決まります。

Social Cognition (Psyc 353)
これも心理学の授業です。社会心理学が好きなのでそれの延長線上かなと思って履修したのですがむしろ200番代の社会心理学の授業の方がたくさん学べた気がします。これも試験の成績のみが最終成績に反映されるのでレクチャーに毎回行ってしっかりノートを取ることをお勧めします。授業に来ない生徒が多いのでそれだけで周りと差をつけられると思います。
私は最後の学期なので授業を落としたり追加したりし辛い状況でしたが、最初の日に行ってシラバスを見てから落とすか取り続けるか決めるのをお勧めします。授業の名前と実際扱う内容がイメージと違ったという場合も少なくありません。政治学の授業に関しては教授の教えるスタイルが好きかどうかも大事なのでオンラインレビューなど見てみるのもお勧めです。