イリノイ大学留学記

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の日本人留学生によるリレーブログ

春学期履修紹介&留学総括 -管理人-

お久しぶりです、管理人です。
先日、きさらが書いてくれたようにCOVID-19により僕たち交換留学生は帰国せざるを得なくなり、春休み中、あるいは春休み直後に留学中断となりました。残念ではありますが万が一感染したり、帰国できなくなったりした場合のリスクを考えると仕方ないですね。

気持ちを切り替えて、テレワークでもできる仕事ランキング1位の「ブログ記事投稿」をやっていきます!

今回(ラスト)のテーマは今学期の履修、そして総括です!!


(0)履修一般
僕個人の履修を紹介する前に、交換留学生の履修について少し触れてみます。

・履修制限がかかっていることが多い

→3年生以上向けのクラスは特に、「この前段階の授業を取っていないと履修できません」という場合があります。交換留学生はもちろんそれができないので、開講学部の窓口を訪ねる、メールする、担当教員にメールするなどの方法で Override という受講許可をもらいます。
 学部によってはそれすらできない学部もあります。僕はBusiness School の開講授業を取ろうとしたのですが、Major がBusiness などでないといけません。そして少なくとも今年度はBusiness Major として交換留学をすることはできなかった気がするので、Business School 開講の授業を正式に履修することはどうも難しそうです。
 Financeの授業を取ろうと先生にメールをしてOverride をいただいたのですが、事務に取り消されました笑。それでも取りたい場合はもっと交渉するか、潜るしかない気がします!笑

・秋学期に開講された授業が春学期にも開講されるとは限らない
当たり前ですが。そのため、1年の留学の方は2学期分の履修計画を初めに立ててみるといいかもしれません。(自分はそんな余裕ありませんでした。)


(1)履修紹介
では、僕(経済学部)の履修を紹介します。4月で経済学部4年ですが、今回は4年生レベルの経済学はとっていません。

①ECON303 中級マクロ経済学
去年のMitsさんもとっていたものです。東大の2Aのマクロ経済学と同程度のものだと思われます。
基礎的な部分を復習するのには適した授業だと思います。
出欠、宿題3回、中間テスト3回、期末テストなどなどで評価されます。

②ECON210 環境経済学
外部性、市場の失敗といったトピックを分析します。東大の2Aミクロ経済学でも触れる内容ではありますが、分析手法(グラフ)がやや異なります。
最終レポートでは環境に関係ある経済活動を取り上げて分析することになっていました。
出欠、宿題3回、中間テスト3回、最終レポートなどで評価されます。

③CHIN441 4年生向け中国語
中国語を以前半年しか学んでいなかったのですが、レベルテストを受けたらなまじ漢字が読めてしまったせいで4年生レベルにぶち込まれてしまいました。周りの学生はニアネイティブという感じで、毎回7~8割何を話しているか分からない、という惨状でした(白目)。

④STAT[CS]110 Python入門
STAT(統計)、CS(コンピュータ・サイエンス)両方に属する科目です。統計学の基礎とPythonの基礎的な操作を学びます。学期中3つほどプロジェクトがあり、やり切れば(初心者の自分でも)結構力が付くんじゃないかな、、、と期待していました。楽しかった授業だけに、残念です。


(2)総括
留学という言葉は、多大な成長を連想させる言葉だと思います。僕もそう思って留学を志し、申し込みました。
しかし実際振り返ってみるとその甘みを最大限味わう努力が必要だったなと思います。英語力にしても、多国籍な友達を作ることにしても。

そのような後悔から完全に逃げることはできないのですが、今は留学に行ってよかったなと思います。ずっと実家に暮らしていた生活を脱して寮生活をしたことで自分のことは自分でやるようになりましたし、今までの人間関係を離れることで、自分の価値観を見つめ直すこともできました。帰国後の今、通学する必要がないという特別な事情も相まって自分が好きなように、そして自分が納得いくように日々生活をしているつもりです。

このような自分の芯ができたことが自分にとっては「多大な成長」だと思え、総合して留学に行ってよかったと思います。


最後になりますが、このブログを読んで下さるみなさん、ありがとうございます。また、留学中に僕の人生観に劇的な刺激を与えてくれたある「師匠」に感謝いたします。
そして留学中メッセージを送って励ましてくれたみんな、一緒に留学期間を過ごしたみんな、本当にありがとう!

では!
2019年度管理人 Takaki I.