イリノイ大学留学記

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の日本人留学生によるリレーブログ

KT ~サンクスギビング, 冬休み~編

・~サンクスギビング~編
サンスクギビングホリデーはボネール島へ行ってきました。ボネール島はおそらく誰も知らない場所だと思いますが、南米ベネズエラの沖に浮かぶ小さなオランダ領の島です。アメリカやヨーロッパからの飛行機もほとんど無いため、観光客もあまりいません。そんな島に何故訪れたかというと、ボネール島ウインドサーフィンで有名だからです。ボネール島にはありえないくらい綺麗な海とコンスタントなトレードウインドがある為、ウインドサーファーにとっては楽園なのです。僕もずっと行ってみたいと思っていましたが、日本から行くと距離と乗り継ぎの悪さから2日程要してしまう為、簡単には行けませんでした。そして偶然サンクスギビングに乗り継ぎの良い航空券を見つけ、念願叶って今回行くことが出来ました。

8泊9日の日程で、ほとんど毎日ウインドサーフィンしていました。海から遠く離れたイリノイに居たため、とても良いストレス発散になりました。おそらくウインドサーファー以外にはボネール島の情報は役に立たないと思うので、詳しいことは割愛しますが、もし休暇中にカリブ海トリップを考えてる人がいれば強くオススメします。日本からカリブ海に行くのはとても難しいです。

距離が遠く、乗り継ぎも悪いため中々行くことができません。しかしシカゴからならカリブ海の多くの島への直行便があり、数時間で到着することができます。また、カリブ海はとても過ごしやすい温暖な気候です。何度も言いますが、イリノイは極寒です。寒いと気持ちが落ち込みがちになりますし、特にイリノイ大学サンクスギビングブレイクまでの授業期間がとても長い為、さらに苦しくなるかもしれません。

そんな時に温暖で陽気なビーチリゾートで羽を休めるのも良いかもしれません。ただし、治安には気をつけて下さい。場所によってはとても危険な地域があるため、慎重に行動することをオススメします。

 

 

・~冬休み~編
イリノイ大学の冬休みは約1ヶ月あります。1ヶ月の冬休みと聞いて皆さんがどのように感じるかは分かりませんが、アメリカの大学の中でもイリノイ大学の冬休みの期間は長い方です。

そのため、ほとんどの学生は国内・海外問わず実家に帰ります。そしてほとんどの交換留学生は1学期間だけの留学のため、冬休みの始まりと共に帰国します。僕達1年間の交換留学生はというと、この冬休みを使って旅行に出掛けます。長期間の休みのため、行きたい場所に行くことが出来るのです。僕はカリフォルニア、ハワイ、プエルトリコ、USヴァージン諸島にそれぞれ約1週間ずつ行ってきました。これらの場所を選んだ理由は、暖かい気候でサーフィンが出来て且つアメリカ国内だからです。

アメリカ国外に旅行するという選択肢もありますが、出国するとビザ等の関係上多少なりともリスクがあります。そのため、落ち着いて過ごすことの出来るアメリカ国内に留まることにしました。僕の家族は年末年始をハワイで過ごす事が恒例になっているので、ハワイでは家族と合流しました。その他の場所では日本人交換留学生の友達と過ごしました。全ての旅行先について事細かく書くことは出来ませんが、少しだけそれぞれの行き先の感想をお伝えしたいと思います。


まずカリフォルニアですが、残念ながら天気があまり良くなかったです。ですが日本人移民の歴史を持つロサンゼルスで、美味しい日本食を食べることが出来ました!久々の日本食に感動しました。ハワイでは、年末にとてつもなく大きなうねりがヒットしたため、ウインドサーフィンを満喫しました。でも難しかったー。プエルトリコは実はアメリカのコモンウェルスと呼ばれる地域です。しかしスペインによる統治が長かったため、その影響が色濃く残っていました。街並みも人もとても興味深かったです。

しかし、到着直後にマグニチュード6.5の地震が発生し、国のインフラが大打撃を受けるという事態になりました。多少の不便はありましたが無事で良かったです。USヴァージン諸島はとても小さな島が連なった場所で、プエルトリコから飛行機で15分ほどの距離にあります。特に際立った名物などはありませんが海が綺麗な場所でした。タックスヘイブンとしても有名で、独特の雰囲気を醸し出していました。


旅行中はずっと日本に帰りたいなー、と思っていましたが、せっかくアメリカにいるので冬休みを使ってイリノイ以外のアメリカを体験するのも有意義な事でしょう。僕はというと太陽の光を1ヶ月かけて吸収し直したため、残りの留学も頑張れそうです。