イリノイ大学留学記

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の日本人留学生によるリレーブログ

留学総括 -田坂-

皆さんこんにちは、九州大学3年の田坂です^^
私は8月から12月までの1学期間のみの留学だったため、現在は既に帰国してこの記事を書いています。
今回の記事は留学の総振り返りということで、①学習面、②生活面、③留学全般に関するアドバイスの3つに分けてお話しながら、UIUCでの留学生活を振り返りたいと思います:)

 

①UIUCでの勉強
まずは受講した授業の紹介や、勉強に関するアドバイスについてお話しします。
以前ご紹介した通り、私がUIUCで受講したのは、専攻のEast Asian Languages & Cultures開講の講義を2つ(Introduction to Japanese Cultures, Advanced Korean I)、 ESLの講義を2つ(Introduction to Academic Writing I ,English Pronounce & Oral Fluency)、それとKinesiology開講のSkating Activitiesの5つのクラスでした。

なかでもアメリカ留学中に5 creditsの韓国語のクラスを受講するべきかどうかはかなり迷いましたが、UIUCでは200番台以上の授業は全てその言語で行われ、英語の使用は基本的に禁止というintensiveさで行われていると知り、日本でこのレベルの授業を受ける機会はめったにないと思い受講に踏み切りました。結果的には一学期間毎日韓国語に触れたことでかなり語学力が伸び、今は受講して正解だったと感じています。また、UIUCでは様々な言語の会話テーブルが開かれており、それらに積極的に参加することでスピーキングを鍛えられるだけでなく、ネイティブスピーカーの友達をつくることもできました。もしUIUCで第3言語のクラスを受講するか迷っている方がいらっしゃったら、是非挑戦してほしいです!
もうひとつご紹介したいのはWriters Workshopです。私がUIUCの授業を受講するにあたって最も苦労したのはレポートの書き方でした。Writingが苦手な私はESLのクラスを受講していたのですが、他のクラスのレポートを書く際、自分の書き方があっているのか自信がありませんでした。そんな時はUndergraduate LibraryなどにあるWriters Workshopという場所にレポートを持っていくと、無料で書き方の指導や簡単な添削を受けることが出来るので、課題提出前はよく活用していました。またレポートの添削指導だけでなく、MLAやAPAなどの異なる方式のエッセイの書き方や、リサーチの方法等も教えてもらうことが出来るようです。中間・期末試験の時期は多くの学生で込み合うのですが、オンライン予約もできるので上手に活用してみて下さい!友人に添削してもらうのも手ですよ: )


②UIUCでの生活
続いてUIUCでの生活について振り返りたいと思います。
私は留学中、Ikenberry commonsという区画にあるScott Hallという大学の寮で生活していました。特に私の住んでいたフロアはTransferやExchange student向けだったため、世界各国からの留学生と一緒に共同生活を送ることが出来ました!毎日友人と多くの時間を過ごすことになるため仲が深まりやすく、ロビーで一緒に勉強したり、皆でイベントに参加したり、誰かの誕生日には皆で祝ったりと、寮生活ならではの醍醐味を味わうことが出来ました!

ただプライベート空間がないことや、トイレやシャワー等の洗面所からダイニングルームまですべて共用なので、ウイルスが蔓延しやすいといった問題点もありました。一度誰かが風邪をひくと、ルームメイトや友人を通して次々と連鎖していき、寮全体が軽いパンデミック状態になったことも何度かありました(笑)1人部屋のある寮やアパート暮らしをしている留学生も多くいたので、プライベート空間がほしい方や体調管理に気を付けたい方は、一人部屋やアパートを探してみるのもいいかもしれません。

また、寮に住む学生はミールプランに加入することが義務付けられているため、毎日の食事はほとんどダイニングホールかNorth 57というダイニングホール内の売店のような場所で購入して済ませていました。ダイニングホールによって少しずつメニューが異なり、UI Diningというアプリから毎日のメニューや営業時間、栄養バランスを確認できるので、ダウンロードしておくと便利です(ちなみに学生たちの間ではIkenberryとPARが一番美味しいとの話でした)。日本の食事が恋しくなったときは日本から持ってきたインスタント食品を食べたり、皆でお菓子を分け合ったりもしていました(笑)インスタントのお味噌汁なんかは重宝するので、少し持っていくといいかもしれません。


③留学全般に関するアドバイス
最後に私が留学を通して、こうすればよかった、これが役立ったと感じることを箇条書きにしてまとめてみました。少しでも参考になれば幸いです:)

履修登録は出来るだけ早めにしましょう!現地の学生たちは履修登録が開始するとすぐに登録を始めるので、人気のクラスは埋まってしまいます。最初はなるべく多めに登録しておいて、初回の授業を見てからどれを受けるか取捨選択しましょう。
・UIUCの寮ではシーツや枕、布団は自分で用意しなければなりません。WalmartやTargetといった大学周辺の店で買うこともできますが、Uberで10分程度かかるので、事前にHPから注文しておくことをお勧めします。
アメリカの水道水は硬水で、さらにChampaignやUrbana、Downtown Chicagoは乾燥が酷いため、肌荒れを起こしている人をよく見掛けました。保湿用の化粧水やクリームなど、自分の肌に合ったものを持っていくとよいです。
イリノイの冬は極寒です!特に1~2月は-20度近くまで気温が下がるそうなので(12月でも-8度の日がよくありました…)、防寒対策はしっかりしておきましょう。
・保険関係の手続きや授業料の支払い等があまりにも遅れるとStudent Accountが使えなくなり、履修登録や成績確認が出来なくなります!早めの手続きを心掛けてください。
・日本で受けられない予防接種は、渡米してから学内のMcKinley Health Centerで受けることができます。予防接種費用はイリノイ大学の保険の適応範囲内なので、後から申請すれば返金してもらうことが出来ますよ。

 

以上が私の留学生活の振り返り&アドバイスでした!
今まで海外旅行と言えばアジアにしか行ったことのなかった私が、8月20日イリノイ大学にやってきてから、毎日が文字通り人生初の連続で、密度の濃い4か月間を過ごすことが出来ました。
信じられないほど一瞬の出来事だったような、それでいてひどく長かったような、今思い返すと全て夢だったんじゃないかと思うほど不思議な一学期間でした(笑)
今回の留学で出会った人々や支えてくれた方々に感謝するとともに、この経験を活かせるように日本でも自分の出来ることから頑張り続けたいと思います!
そして私の下手な文章が、UIUCへの留学を考えている皆さん、これから留学する皆さんの助けに少しでもなれば幸いです:)
それでは1学期間ありがとうございました!Bye∼^^