イリノイ大学留学記

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の日本人留学生によるリレーブログ

授業初週

最高に楽しかった夏休みも終わってしまい、とうとう授業が始まりました

慣れない英語での授業や、クラブでの新しい人の出会いなどこの一週間は何もかもが新しい激動の週でした

今回は授業の流れや雰囲気、内容や難易度などについて紹介していきます

 

アメリカの学生も日本の学生と同じように、一週目はたくさん履修登録しておいて、後々コマ数を減らしていくという手法をとるようです

このため初週は授業の度に受講生のメンツが変わります

せっかくなので私も試しに多めに授業に出てみました

以下で今週出てみた授業の紹介をしていきます

(なおほとんどの授業が携帯禁止なので、授業風景が全く撮れていません....)

 

1.Public Speaking (CMN101)

簡単にいうと人前で話す作法を教わる授業です

1年生の大半がとる人気の授業で、同じ科目で30個くらいにクラスが分かれています

Native SpeakersとNonnative Speakersのクラスがあるのですが、交換留学生はNativeの方も取れるので、思い切って飛び込んでみました

案の定周りは白人ばかりでアジア人は私一人しかいません笑

月・水・金の週3回50分の授業で、3hour分のcreditがもらえます(要は3単位)

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教科書はこんなかんじです

毎週この教科書を10ページくらい読んでくる課題が出て、その内容を踏まえたうえで授業が進んでいきます

10月くらいになると一人ひとりスピーチが課せられて、原稿を見ずに最大6分間のスピーチをすることになります

期末試験は無く、出席とスピーチの内容・完成度などによって評価が決まります

 

2.Political Economy of Communication (CMN)

毎週課題図書を1冊読んで、本についてのテストを解いたりEssayを書いたりDiscussionをする授業です

おじいちゃんの教授なので少し聞き取りにくく、また課題が1週間で100ページ以上あるので負担が重めです

月・水曜日に80分ずつの授業があり、3hours分のcreditになります

この授業もアジア人は私以外1人もいません....

第一回の課題はこの本でした

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地球温暖化についての本で、地球温暖化は実際に進行しているにも関わらずメディアは真実を報道しておらず、このままでは深刻な環境問題を引き起こす、という内容でした

アメリカでは有名な本らしく、ちょうどテキサスでハリケーンによる甚大な被害が起きているのでタイムリーな話題でした

早速月曜日に課題が出て水曜日にテストがあったのですが、周りが難なく9割くらいとっている中私の出来はあまりよくなく早くも壁にぶつかっています

来週の水曜日までにまた100ページ以上読まなくてはなりません

 

3.Foundations of Soports Management (RST130)

今学期で1番楽しみにしていた授業で、履修登録が始まって真っ先に登録した人気の講義です

プロやアマチュアのスポーツチームの運営について学ぶことができ、数回実際にスポーツビジネスにかかわっている方をゲストスピーカーとして呼んでお話を聞くことができます

他にもイリノイ大学フットボールチームの試合のお手伝いをすることや、自分でプロスポーツチームの運営に携わっている人にインタビューするといったことも評価の一部分になっています

火・木曜日に80分の授業があり、3hours分のcreditがもらえます

 

4.Intermeditate Microeconomic Theory (ECON302)

中級のミクロ経済学の授業ですが、最初の3回は需要・供給曲線と偏微分の説明で終わってしまいました笑

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金曜日のTAセッションの授業内課題ですが、日本の高校数学レベルでした

しかも驚いたことに授業中に電卓を使っていいんです!!

日本では考えられませんね....

隣が韓国からの交換留学生だったのですが、2人で早めに課題を終わらせて話しているうちに仲良くなることができました

火・木曜日に大教室での80分の講義があり、金曜日に50分の小教室でのTAセッションがあります 

こちらの大学では3hoursのcreditになりますが、日本の大学では3.5単位に換算してもらえるそうです

 

5.Intermedita Macroeconomic Theory (ECON303)

中級ミクロがあまりにも簡単だったので、ならば既習で日本の大学で単位の換算ができる中級マクロも取ってやれと急遽履修登録しました

金曜日のTAセッションを受けた限りではミクロよりは手ごたえはありました

(といっても数学をやらなかっただけでひたすらGDP三面等価をめっちゃ丁寧にやっただけですが...)

教科書と授業風景はこんなかんじです

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 ミクロ同様、火・木曜日の大教室と金曜日のTAセッションがあります

 

<余談>

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ある授業の最初で配られた緊急事態に関する注意事項です

走れ、隠れろはまだ日本でも言われることですが、闘えとあるのがアメリカっぽいな~と思って思わず取っておきました笑

 

授業の紹介は以上になります

今までにない環境での授業という緊張感からか、想像以上に疲労がたまりました

幸い4日月曜日がLabor Dayで祝日なので、3連休で体を休めることができそうです

履修の決定は今週までなので、最終的に決まり次第また授業についての記事を書きたいと思います